パックウェイトと体重 Survey1

UL(Ultra-Light)の流行により、”パックウェイト” (=バックパックと荷物の総重量)は以前にも増して着目されることとなりました。そして今日、多くの登山用品店では、体重の20~30%をパックウェイトの上限として推奨しています。大きすぎるパックウェイトは疲れるだけでなく、時に負傷の原因となり、あなたの計画を台無しにするかもしれません。

エンブリーリドル航空大学のAnthony T. Thomas氏はアパラチアントレイルに挑戦するハイカーを対象にWeb調査を行いました。

Embry Riddle Aeronautical University
Anthony T. Thomas氏による2013年の修士論文*1

アパラチアントレイルに挑戦するハイカーを対象に調査を行った結果、達成率を高め負傷事故を低減するパックウェイトの傾向を発見した。

推奨するパックウェイトは体重の20% 最大30lb(≒13.6kg)まで。
パックウェイトをこの制限内に収めたハイカーの達成率は40%を超えていたことがわかった。また、負傷率はわずか19%であり、1日当たりの移動距離はより多い。

旧来のパックウェイト基準として体重の30%というものがある。
パックメーカーや業界の”誤解”は長距離ハイカーにとって”とても残念な結果”をもたらすであろう。
ハイカーに完全装備の兵士と同じパックウェイトを勧めても、達成率は向上しないのだ。事実、パックウェイトを体重の30%としたハイカーは、高い負傷率と低い達成率を記録した。

引用元 Effects of Pack Weight on Endurance of Longdistance Hikers

尚、本文中で記載されている旧来の30%基準は、MIL規格(1472-F)に基づくものです。

MIL STD 1472-F
“戦闘作戦時の装備重量は体重の30%を超えてはならない。”
5.11.1.2.2 Load carrying. The total load carried by an individual, including clothing, weapons and equipment for close combat operations, should not exceed 30% of body weight and, for marching, 45% of body weight. Where personnel with 5th percentile body weight must be accommodated, the total load for close combat operations should not exceed 18.5 kg (41lb) and, for marching, 27.7 kg (61lb).

ところで登山用品店はなぜ長距離ハイクの基準をすべてのアクティビティの基準として推奨するに至ったのでしょうか?
そのプロセスが明らかにならない限り、登山用品店における20%基準は「パックウェイトは軽ければ軽いほうがいい」という月並みな結論にしかなりません。
私のサーベイではこれを発見できませんでした。

もし、あなたがクライミングギアを持ってルートにアプローチする場合、パックウェイトは体重の20%も上限値(=13.6kg)も、まず間違いなく超えているでしょう。(フリーソロで登る勇気がなければ)
また、短い余暇でスピードハイクを計画するとき、パックウェイトは20%に達しようもないかもしれません。

こうした”現実的な国内登山”では、パックウェイトに対してどのくらいの距離・獲得標高までなら安全に往復できるのか予測できる指標があれば有用です。
科学的な解析が進んでいる(もしくは解析しやすい)マラソンにでは、カロリー消費量やVDOTに基づいて完走時間を予測することができます。
PULSATEでは同じような指標を登山で利用できないか、研究に取り組みたいと考えています。

また、引用元の論文では他にも面白いデータが出ていますので、機会を見てまた紹介したいと思います。

結論:アパラチアントレイルに挑戦するなら、
パックウェイトを体重の20%(上限13.6kg)に収めましょう。

※和訳は引用元と異なる可能性があります。
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